ゲーム概要
1998年にゲームボーイソフトとして発売した『ポケットモンスター ピカチュウ』をベースに、遊び方やシナリオを再構築。
『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ』ではピカチュウを相棒にして一緒に冒険することができます。
プレイ
- ポケモン赤・緑・ピカチュウ版クリア
- ストーリークリア
感想
ポケモンSVと比べてもハイグラフィックなポケモンが見れる作品。
しかし、基本的にはピカチュウ可愛いしかなく、悪い点が目立っていました。
元のピカチュウ版は、アニメ準拠の世界で当時はすごくワクワクしました。
進めば進むほどアニメと同じ世界という実感が湧いてすごく感動した記憶。
今はアニメの初期設定を知る層も減り、新たな層に向けて再構築は納得できます。
しかし、再構築にあたってほとんどオリジナルになっているにも関わらず、アニメ要素が雑に残っており、ストーリーが歪すぎて違和感が拭えませんでした。
これなら赤緑版の再構築でも良かったですし、なぜピカチュウ版なのか疑問です。
また、雑魚戦がなくなり、ピカチュウが強すぎることで育成する楽しみは皆無。
特殊なアメとワザで段違いの強さを誇り、ピカチュウ一匹いれば最後までいけます。
最後は、レベリングもせず四天王やチャンピオンも脳死で一撃死させるほどです。
ピカチュウを使わずに好きなポケモンをあえて使えば良いと思う方もいると思いますが、そんなことをするのが時間の無駄で、バカバカしく感じるほど強いのです。
なお、他のポケモンは御三家が優遇されており、メガシンカ石がもらえます。
他のポケモンはクリア後にしかもらえず、ピカチュウ以外でも大きな格差あり。
他にもジム戦で一定の条件をクリアしないと進めないなどの制限がかけられ、ポケモン捕獲を最低限にサクサククリア・・・なんてこともできません。
総括
ピカチュウ以外接種できる要素がない
魅力あるキャラクターの不在、雑魚戦の改悪、極一部のポケモンの優遇、自由性の制限、過去のポケモンの良さを全部潰した上で完成させたような内容でがっかり。
しかし、ピカチュウの可愛さをアピールする面では素晴らしい仕事ぶりでした。
この作品は「ポケモン」ではなく「ピカチュウ」で遊ぶゲームなので、そこを認識した上で遊んでいたらまだ良かったのかもしれません😅